minadukinosuzuko’s blog

十代女子、日々のことや好きなことを綴ります

谷崎潤一郎の「細雪」を読んで四姉妹に憧れる🌸

谷崎潤一郎の「細雪」は、関西の旧家の四姉妹のお話。それが私は好きで、文庫本の上中下の3巻すべて持っていますが、私はこれを読んで四姉妹に憧れました😆鶴子、幸子、雪子、妙子の美人四姉妹ですが、それぞれキャラクターもあり、もし自分に他に三人姉妹がいたら……と考えると、賑やかで楽しそう✨(もちろんその中で困難もあるお話ですが……)

 

私の特に好きなキャラクターは雪子です。箱入り娘で大人しく控えめであり、優しい性格ですが、見栄を張る一面もあります。細雪のキャラクターは、人間らしいリアルさがありますよ。

関西の上流社会の華やかなシーンもたくさんで、お花見のシーンや舞のシーンなどは特に綺麗。またお着物の描写も美しくて、華やかな世界を体験できます。

四姉妹の間でも、たた姉妹仲がいい、という訳でなく、時には軽蔑したり、反発したり、プライドを張ったり、困ったりとあります。やっぱり姉妹、家族でもただ仲良し、という訳にはいかないというリアルさが感じられて面白く思います。でもやはり、一緒にお花見に行ったり姉妹のために骨を折る様子は、家族として大切に思っているんだなと感じられます。

以前、3巻通して読んだのですが、また読みたいと思って最近読み返しています。二回目は一回目に読む時よりも登場人物の心情や場面の空気感が良く分かる気がします。

 

かなりおすすめです!読んでみたらまた感想書くかもしれません🤭

 

 

ちょっとしたお茶席にお邪魔しました✨日本文化って素敵ですね!

先日、母とちょっとしたお茶会に行きました!

 

といっても、ちょっとしたイベントみたいな、体験会みたいな感じです。私がそういう日本文化にすごく興味があって、母が連れて行ってくれたのです。

 

そしたら本当に青ざめました。インターネットであまり情報が公開されていなくて、私達はてっきりもっとカジュアルな、お茶とお菓子を軽くいただくだけのお茶会のような気でいたのです。そしたら、まず建物が本当に昔の、日本家屋で、日本庭園があって……というような感じで、私達が参加するお茶席の1つ前の方たちがやっていらっしゃる様子がちらっと見えたのですが、思ったより本格的……。ちゃんとした和室にぐるっと壁沿いに座って、お着物を着た先生にお茶を立ててもらうといった風で、私達は本当に青ざめました。母は学生時代お茶をやっていたので作法などある程度分かるのですが、私はそういう知識がほぼありません。そもそも、今私の住む両親の家も祖父母の家も洋風作りで、和室なんて旅先の旅館ぐらいしか入ったことがないのです。

 

というわけで、時間になるまでに急いでネットで調べました笑(インターネットって便利!)

 

時間になって急いで行きましたが、やっぱり日本間のお作法は難しいですね💦基本的に先生にレクチャーを受けるというより、進んでいく流れに合わせて分からないなりにやっていく感じでした。壁沿いに全員でぐるっと座って、お菓子を食べて……このお菓子がすっごく美味しかったのですが、やはりこれも専門店で作っていただいたようです。そしてお茶をいただき、(お抹茶の器の口をつけたところを指で拭う仕草だけはネットで調べたかいがありできました笑)さらにお隣から順に綺麗な器が回されてきて、それを見て……

器は本当に綺麗でした✨こういう茶器は、私の家にはなかなか無いものだったので、1つの芸術作品として楽しめます。

そして先生のお着物も見がいがある🥹私は着物が好きで、家に少し自分用の着物もあり、自分で着付けをしたりしていたのでこういうのも見るのが楽しいです!

だいたい雰囲気に合わせてできましたが、やはり和室に慣れていないだけあり正座で足がしびれて大変でした。でもお抹茶の粉を入れる容器(お茶入れと言うらしい)だけは見に行きたくて足ががくがくになりながら見に行きました😂

特に先生も触れませんでしたが、ちらっと見たのが和室に飾られた掛け軸と、お花でした。私も緊張していたのでそんなにじっくり見ることはできませんでしたし、誰か指摘する人もいませんでしたが、お花も本当に綺麗に生けられていました。掛け軸など、お客様が来るときにはいいものを掛ける、など聞いたことがあったので、これも先生が用意されたのかな、と……。こういう細かなところを飾って綺麗にしておくおもてなしが日本って感じですよね✨流石だと思いました!

私は現在十代ですが、両親の家も祖父母の家も洋風作りで、和室にほとんど触れずに育ってきて、和室のお作法などほとんど知らず💦しいて言うならマナーの本を読むぐらいでしたが、今回1度だけでも、和室の雰囲気を感じることができて楽しかったです!それとやっぱりお茶も美味しかったですよ。以前自分で立ててみたことありますが、それよりまろやかで美味しかったです!

 

とても楽しかった日のお話でした😊

「はじめての王朝文化辞典」が平安時代がよく分かる!

源氏物語を読んで、平安時代に興味を持ち、いい本がないかなと探していたのですが、とってもわかりやすい本がありました!

川村裕子さんの、「はじめての王朝文化辞典」です。

言葉も簡単だし、当時の物や文化や生活、衣裳までよく分かりましたよ!

興味のある方いましたら読んでみてください!

 

源氏物語 若紫~葵 感想

源氏物語の感想です❇️

段々源氏物語もおもしろく感じて来ました!

というのも読み始めは、現代語訳とは言っても堅い言葉使いに慣れておらず、いまいち登場人物のセリフや行動をリアルに感じて読むことができませんでした💦堅い言葉使いだからこそ、平安の頃のおごそかな感じが分かるのですが、普段現代の小説を読み慣れているといまいちピンとこなかったんです。でも段々慣れてきて、セリフや行動に親近感を持ったり、素直に笑えたりできるようになって、より一層面白くなってきました!

言葉づかいは(平安貴族らしく?)一貫して丁寧で堅いのですが、慣れてくると源氏が頭の中将と戯れ言を言ってるシーンとか、源氏がお目当てのお姫様に手紙を送っても返事が来なくて紹介した命婦に文句言ってるシーンとかで、笑えたりします😊

 

源氏物語の感想を書いていきます

 

若紫

ここで、源氏の最愛の女性と言われる紫の上の幼少の頃、若紫が出てきます。光源氏が若紫を強引に引き取る話は有名ですよね。

紫の上は容姿、性格、知性ともに理想的な女性と言われますが、若紫に出てくる小さい頃はまだまだ幼さが目立つように感じました。すずめをかごに閉じ込めて飼おうとする話は特にそういう感じですね。若紫はけっこう辛い境遇にあるようです。というのも、お父さんの側室だったお母さんを小さい頃に亡くして、お父さんの正妻だった継母から疎まれ、可哀想に思った母方の祖母である尼君に引き取られてお寺でくらしますが、お父さんはなかなか会いに来てくれないようで…若紫のお父さんは兵部卿の宮という身分の高い人のようですが、調べるとこの時代はお母さんの身分というものがとても重要だったようで、母方の家の後ろ楯が将来に関わるようだったんです。若紫のようにお母さんが亡くなってしまっていることもマイナスポイントのようで、なかなか難しい時代だったようです…。光源氏も、実母である桐壺はもともとは身分の高い姫だったものの父親が亡くなっており、後ろ楯がなかったために他の人から「卑しい身分」と蔑まれていました。光源氏自身も、お父さんは帝で皇族の血を引いていますが、お母さんの身分が低くお母さんが亡くなっているため母方の後ろ楯もなく、将来を案じたお父さんの計らいで皇族ではなく臣下に落とされてしまっていました。そういう境遇を考えると、光源氏も若紫も通ずるところがあったのかもしれませんね。

この若紫は、光源氏の初恋の人である継母の藤壺の姪にあたり、藤壺によく容姿が似ていました。これが光源氏が若紫を引き取ろうと思った理由です。藤壺光源氏の実母である桐壺によく似ていて、それが理由で光源氏の父である桐壺帝から寵愛を受けました。光源氏はほとんど覚えていない桐壺にも、自分を育ててくれた藤壺にも非常に執着している様子が分かります。面白おかしく語ることができないような、光源氏の複雑な心情が感じられます。調べている中で、光源氏はいろんな人と恋をしますが、すべて「きっと次こそは運命の人だ」と思って恋愛している、という話を聞いて、すごくピンと来ました。そう思うと、浮気がちな光源氏も心根はすごく純粋で切実な感じがします。

源氏はさっそく、保護者である尼君に若紫を引き取りたいと言うのですが、繰り返し尼君に断られてしまいます。「若紫が相応の年頃になってから」と。そりゃそうですよね、若紫はまだ幼女のような年です。

源氏と尼君の文でのやり取りも、なんだかすごいです笑。源氏は何度もお願いするのですが、尼君にのらりくらりかわされています。尼君の品性が感じられますね。

しかし、尼君が亡くなってから、お見舞いに行った源氏は若紫の乳母と話をしますが、強引に若紫を抱き抱えて、そのまま自分の家に連れ帰ってしまうんです。今だったら通報されてもおかしくないですが笑。乳母はあくまでも丁寧に引き留めますが、源氏はいさましく(?)軽やかに若紫を連れていってしまいます。源氏の勢いの強さというか、わがままな性格の出たところだなと思いました。源氏というのは、「自分の思い通りにしよう」という気持ちが強くてときに強引になってしまうように感じました。勉強も仕事もできて、センスも良く、容姿も優れていて、いろんな才能があって、人に好かれていて、身分も高い源氏だからこそそれでも許されるような感じですが…。

 

末摘花

末摘花というお姫様が登場する回です。末摘花は源氏物語の中で最も容姿の良くないお姫様として描かれています。

末摘花の容姿は良くないとされていて、その容姿に関する記述がとても多いことが目立ちました。桐壺や藤壺、夕顔や紫の上など、今まで出てきた女性たちはあまり容姿については詳しく語られていなかったと思います。しかし末摘花に関しては、「鼻が垂れ下がり先が赤い」とか「痛々しいほど痩せている」とか「衣装が若い姫君らしくない」とか…。源氏は末摘花の顔を見るなり、「お気の毒」と思って帰ってしまいます。また末摘花が短歌を詠むのが苦手な様子が描かれたり、源氏が末摘花の字を見てがっかりしたり…私が末摘花だったら、そんなに私はだめなのか…と落ち込んでしまいそうですが、調べてみると当時の女性は容姿、そして短歌を詠むセンスや楽器、習字ができることなどがとても重要なポイントだったようです。当時の貴族の男女は文でやりとりをして交際、結婚に発展していたようで、字が綺麗だったり、短歌がお上手だったり、手紙のセンスがある男女はモテたようですよ。当時のことを調べてみると面白いですね😄

一度は末摘花の容姿を見てかえってしまった源氏ですが、容姿が悪いからこそ印象に残った部分があるようで、彼女から送られてきた不器用な短歌を見て笑ってしまったり、彼女の家に贈り物をするなど、だんだんと末摘花へ愛着がわいてくるような様子が見えてほっこりしました。人よりできてない部分が、愛おしく思えてきたりすることってありますものね。源氏の、自分の心の琴線に触れた人と自由に恋愛するような性格が見えた感じがしました。

 

このお話では、源氏の正妻である葵の上が主に登場しています。

まず、源氏が参加する儀式が行われるのですが、それを葵の上が車に乗って見に行く場面があります。この儀式を一目見ようと、庶民までかけつける様子が描かれていますが、葵の上はそこで、源氏の恋人である六条の御息所と場所争いになってしまいます。結局御息所は場所を移動することになり、儀式が見えにくい位置に追いやられてしまい、このことに関しては、後から源氏も葵の上に対して「もう少し思いやりがあれば」と思い、御息所に気を遣うのですが、このときの御息所のくやしさが事細かに描かれています。

「前の東宮の御息所、伊勢斎宮の母としての誇りが打ち砕かれた」「才能も容姿もおそらく自分より劣っている左大臣の姫(葵の上)から見下された」など、ドロドロした気持ちが描かれていますね…。六条の御息所は美しく、教養もあり、身分も高い人で、人から羨ましいと思われることも多そうですが、そんな人でも嫉妬や恨みやドロドロした感情からは逃げられないのだと思いました。平安貴族って、いつも優美でおっとりしてて…というイメージが大きかったけれど、紫式部はこういう、人の弱さや嫌な部分も繊細に描いていますね。

葵の上ですが、この巻で出産の末に亡くなってしまいます。理由は六条の御息所の生霊によるものでした。車争いで恨みがつのったこともあったのでしょうか…。

 

産まれた赤ちゃんは男の子で夕霧という名前です。

夕霧がこれからどう物語に関わっていくのか、楽しみです🌸

 

 

源氏物語 桐壺~夕顔 感想



 

ただいま、源氏物語を読んでいるのですが、すこしだけ読み進んだので感想をまとめておこうと思います(^^)

 

※文学や歴史に詳しいわけではない若輩者の感想ですので、間違っている点などありましたらすみません🙏

 

帚木(ははきぎ)

特に印象に残ったのが、雨夜の品定めのシーンです!

光源氏と友達の頭の中将含め、何人かで好きな女性について語り合っているのですが…「中ぐらいの品の女にいい人がいる」など言っています😅

女子の私からすると苦笑いしてしまう場面ですが、男性の方々はこういう話、けっこうしているのかな??💦

これがきっかけで光源氏は「中の品の女」に興味を持ってしまいました😅

この時代の貴族は一夫多妻制だったらしいので、みなさんいろんな人と恋愛しているようですねー

 

夕顔

夕顔では、とても儚げでかわいらしいお姫様、夕顔が登場します!

始め、夕顔の屋敷に咲いていた夕顔の花に源氏が興味を持ち、その花を一輪もらうことになるのですが、そのとき、夕顔の使いが源氏の使いに「夕顔の花を扇に乗せた状態で」渡すんです!

このシーン個人的にすごく好き!!風流です!

 

それがきっかけで出会った二人、光源氏もぞっこんの様子で、「朝別れても夜まで待ちきれない」というような感じらしい。

光源氏はこの夕顔に、自分の素性や名前などを教えずに会っていました。自分が上級貴族だってことを言ってなかったんですね🤔

 

この夕顔、可憐でおしとやかなお姫様なのかなーという印象ですが、意外とおちゃめなところもあって…

光源氏は夕顔に、一度顔を見せたきりほとんど見せていなかったようなのですが、ついに夕顔に顔をはっきりと見せます!

光源氏はすごい美男子という設定なので、夕顔もその美しさに目も奪われるのかと思いきや…

「あのとき光り輝くと見えたお顔は、いまお目にかかるとそれほどでも…」

と短歌で返します😂

意外と言うときは言うんだな!と思いましたが、そんなところも彼女の魅力なんでしょうね☺️

 

源氏物語について調べていたときに思ったのが「源氏物語って当時の少女漫画みたいなものなのかな?」ということでした。

登場人物は美男美女ばかりだし、みんな名前が可愛い&かっこいいし…ロマンチックなシーンもいっぱいあるみたいだし…

そう考えると、今も昔も女の子はみんな素敵な恋を夢見るんだなーと思いました😊

 

まだ全然始めの方で、まだまだ先は長いけど、少しずつ頑張ります!

 

あさきゆめみし

わたし、今月誕生日を迎えたのですが…

 

両親からの誕生日プレゼントはなにをもらおうかなーと考えていて、漫画「あさきゆめみし」完全版の全10巻セットを買ってもらってしまいました❇️❇️

 

二万円しました💦でも誕生日だからいいよねー

 

いま私は源氏物語にはまっていまして、図書館で円地文子さんが現代語訳されていらっしゃる文庫本を借りて少しずつ読んでいるのですが、ネットで調べているうち、あさきゆめみしのことを知ってしまい、どうしても!読みたくなってしまったのです。

 

絵が!とってもとっても綺麗なんです!

この絵に惹かれました。

 

この漫画を書いていらっしゃる先生が、大和和紀さんという方なのですが、「はいからさんが通る」などの漫画も書いていらっしゃって…私の母は昔その漫画を読んでいたらしく、親子でお世話になっています☺️

 

さて、あさきゆめみしですが、まだ二巻の途中までしか読んでいませんが、この先が非常に楽しみ!!

光源氏の美青年さ、他の女性キャラクターの美しさ可愛らしさ、絵を見るだけでも楽しいです!

 

ただ文字が多いので、読むのは時間がかかりそうですね👍️

漫画と文庫本、しばらく読書の日々が続きそうです。

 

では👋